外部の塗装工事が始まり、合わせて室内のメンテナンスも進める事になりました。
S邸はOMソーラーのフォルクスハウス、太陽光で暖められた屋根の熱を利用して床暖房しています。家の中央に吹き抜け空間を設けることによって、家全体の空気を循環させていますが、S邸には地下室があり、そこにもOMの暖気を送るように、グラスウールダクトと一体となる、三菱電機のカウンターアローファンを設置しています。 築14年、そろそろファンの音も気になるようになってきたとのことで、交換することになりました。 グラスウールダクトに巻いてあったラッキングを外して本体を出し、 新しいものに交換です。 出来上がりは、以前とまったく変化がなく、目新しさはありませんが、ファンの音が静かになったかなと。 このカウンターアローファンは自分の設計でもよく使います。OMの床暖房に絡めるというより、家の中の空気をサーキュレーションさせるためにです。 このファンは、ダクトなりにタテ使いができて、ファンを正転と逆転することができるので、1階床から2階天井に通したダクト+このファンを設置し、屋内の上部(2階)にたまってしまう冬の暖気、そして1階の床付近に下りたままになってしまう夏の冷気を循環させる使い方として。 S邸では地下室に設置し、1階まで来たOMの暖気を地下室にも送ってしまおう、という設計だったと記憶していますが、OMの乾いた暖気を送り込んだり、夏は地下室床下の冷気を1階の床に上げたり、一年中空気を動かすことで、ジメジメしやすい地下室が、とても快適な空間になっていました。 筒状の円筒管に、静圧を高めるために軸流ファンが2枚付いていて、正転逆転できるカウンターアローファン。 シンプルイズベストというか、必要な機能で構成されていて、最近こういう良いものが少ないと思いつつ、14年経って品番こそ少し変わっていましたが、まったく寸法が同じままで、良いデザインとはこういうものだなぁと、ラッキングと格闘しながら思った一日でした。
by drycake
| 2011-05-21 23:30
| メンテナンス
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