タグ:建具 ( 4 ) タグの人気記事
勝手口扉|交換
だいぶ前にキッチンを改装したお宅から、勝手口扉の具合が悪くなって...
とご連絡を受けました。
c0193031_2394548.jpg

築30年以上の木造住宅で、勝手口扉は川口技研の通風タイプなのですが、扉の面材が錆びてきているのと、戸当りのパッキンがヘタってきて、しょっちゅうゴキブリさんが出入りしてしまうとのことで、扉を交換しますか、ということになりました。

方法としては
1、枠ごと撤去して、新しいものを取付る
2、枠はそのまま残して(使って)、扉だけ新しいものにする
3、枠は残すのですが、その内側に一回り小さな枠+扉をつける(カバー工法)

1、は外壁を壊してから枠を撤去して、新しいものを取り付けてから、左官屋さんが外壁を補修して+塗装屋さんがバターンを吹いて色を塗る...
けっこう大事になりますし(金額も)、既存の枠を取ると、雨仕舞いが悪くなってしまうのも気になるので、1、は却下。

2、は既存の枠と新しい扉のメーカーが違っても取付可能なので、一番簡単=ローコストなのですが、既存枠の機密性が改善されないということで、これも却下。

で、3、のカバー工法に。
開口巾が50ミリ小さくなってしまいますが、出入りに影響はないということで決定です。
c0193031_23223348.jpg

既存枠の下枠だけは、既存を残してしまうと段差ができてしまうので撤去し、朝9時から、下枠の土間とのモルタルを補修して終わったのが2時くらいでした。
c0193031_2325376.jpg

扉の巾が小さいので、ドアクローザーのアームの強さが少し気になりますが(強すぎるのですが、この強さの調整はできないということで、メーカーさんももう少し頑張ってくれるといいのですが...)、通風の量が増えたり、ガラスになって勝手口が明るくなったのが嬉しいと喜んでいただけました。

今回選んだのは、トステムのリシェントというカバー工法の勝手口扉です。
カタログからコレですね、と選んだだけで、納まりや工夫など、設計の出る幕がない仕事で、そんな簡単な既製品を使うのが設計者としてどうなの...、ちょっと安易で手を抜いてるんじゃない..、などと自問自答しないわけではないのですが、求める機能やデザインに合う既成品があって、その価格が適正であれば、それを選択するのも良い設計のうちと考えていますので、今回はトステムさんで良かったと思えますし、大きなリフォーム工事でなくても、住みやすい家にしていくお手伝いってできるんですよね、と。
[PR]
by drycake | 2011-08-11 23:54 | メンテナンス
通風窓
今日は、少し前に外壁塗装を終えた住宅につくってあった通風窓を直しました。
c0193031_18473779.jpg

1階の和室は北側に面しているのですが、この部屋の外壁は裏のお宅からすると南側に見える外壁となり、裏のお宅からの眺望と、こちらも見られてるという意識を持たずに済むよう、一般的な窓はつくりませんでした。
そのかわり、出窓形式で壁を持ち出した部分をつくり、上部はペアガラスを乗せて明かりを入れ、左右の小さな壁には、風が出入りできる片開き戸(外部には雨仕舞いを考えたガラリ)をつくっていました。

この通風用の片開き戸ですが、大きな戸ではないのでローラー錠という金物を使って開閉させていたのですが、閉めても多少遊びがあって、戸と枠に隙間ができてしまい、隙間風や、時には風に押されて勝手に開いてしまったり...
金物の磨耗もあって、戸を閉める役割を果たせなくなってきたので、同じものを入替えるより、確実に戸を閉める(固定できる)金物を付けましょうということで、間仕切扉用の本締り錠を入れました。

もっと目立たない金物があればいいのですが、なかなかこのケースに合うものが見当たらず、本心はちょっと悔しいのですが、ひとまず隙間風が入らないことはクリアできたので、今後ひそかに時間をかけて、良い(この家に合う)金物を探そうかなと。
[PR]
by drycake | 2011-04-04 19:30 | メンテナンス
S邸子供部屋改装|レポート5
木工事が終わり、欄間の建具も入りました。
c0193031_18152056.jpg

欄間の引違い戸は、換気と採光を目的としてですが、完全な個室になることを防ぐことも考えいます。
音や照明の明かりなどの行き来については、子供部屋を共有しているという意識から協調し合う気持ちを持ってもらおうという意図から、あえて善しとしています。

建具には、アクリルの乳白色を入れていますが、型ガラスや霞(かすみ)柄よりも柔らかい感じが良いのではと、障子のようになればと考えてです。
ただ、南側の部屋に入った自然光がどのくらい透過してくれるのか...
完成してから壁紙の反射なども見た上で、もし暗いと判断されたら型ガラス系に入替えるかもしれませんが、できればこの障子の雰囲気でOKいただけたらいいなぁと。

それと、今回部屋の入口扉は、枠まで用意されている建材メーカーの既製品です。
大工さんが扉枠をつくり+建具屋が扉をつくり+塗装屋さんが色を入れる、という本来というか従来というか、つくるという方法もありますが、すでに既成品の扉が入っているヶ所があるのでそれに合わせたということと、やはりコストセーブという理由が大きく...。

既成品は大工さんだけで済んでしまい、建具屋さんと塗装屋さんがいりませんから、ずいぶん安くできてしまいます。既成品なのでどの家も同じような扉ばかりになってしまって、個人的には既製品が好きでなくても、選択肢として認めないといけませんし、どうせ使うなら上手く設計して使わないとと思いながら、恨めしそうに既製品の扉を見て欄間の建具だけ入れて帰った建具屋さんに、またねと手を振るのでした。
[PR]
by drycake | 2011-03-29 19:19 | リフォーム
建具新設
c0193031_2310790.jpg今日は近所で建具を新設しました。

もともと開き扉が入っていたのを前の住人さんが取り払ってしまったため、建具本体だけを取り付ける工事です。枠はそのままですが、開き勝手を変えるので、枠に掘られていた部分を埋め木して、建具を現場で加工して吊り込みます。埋め木した木を数種類のカンナで削ったり、枠のネジレに合わせながら建具を削ったり、見ていると自分でもできそうな感じがするのですが、簡単そうに見えるものほど実は難しかったりするのもで、手に職というか、ものを作り出せる人はいいなぁ、なんて思いながら見ていました。

ただ...
最近は建具というと、枠も一緒にできている既製品が主流になってきていて、知り合いのリフォーム工事を手伝ったりすると、まずこの既製品です。
カタログから選んで、その品番を発注して、取り付けは建具屋さんではなくて大工さん。設計なんて必要なくて、施工も枠を取り付けちゃえば終わったようなもので、安くて早い、です(そのかわり大工さんの負担は増えてるんですけどね)。

ですけど...
ほとんどの既製品の建具は木目調というシート張りで、なんだか家が張りぼてというか偽者になってしまうようで個人的に好きになれず、それに、そんなワンタッチ的な建具ばかりになったら技術のある建具屋さんはほとんど必要なくなって、つくりたいと思ったときにはとても高いものになってしまうんじゃないかと...。

しかし...
お金を出すのは施主さんで、価値観を無理に押し付けることもできず、日本の民家はどこへ行くのかしらと思う一日でした。

PS
佐藤くん、お疲れさまでした。
[PR]
by drycake | 2009-01-07 23:13 | リフォーム



housefield Blog
by drycake
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31